2007.07.25

うつ病の治療

うつ病で最も重要なことは、自分がうつ病であることを自覚することです。そして、うつ病という病気の正しい認識も必要です。決して治らない病気ではありませんし、恥ずかしがる必要など全然ありません。ご自身がうつ病であることを自覚して、適切な治療を早期に行えば、半年から1年ほどで回復するものなのです。


うつ病の治療の基本は、薬物療法と十分な休息をゆったりととることです。


うつ病の患者さんは、何らかの原因により「セロトニン」と「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が減少しています。通常はこれらの物質によって、「気分や意欲」、「食欲」、「記憶」といったものが神経に伝達され、私達の気持ちが活性化しているわけです。


うつ病の薬物療法は、「セロトニン」と「ノルアドレナリン」の量の正常化を促すために使用します。
現在では副作用が少ないSSRI・SNRIというタイプの抗うつ薬が使用されることが多いです。


よくうつ病と間違われやすい病気に慢性疲労症候群があります。しかし慢性疲労症候群の場合は、6ヶ月以上続く重篤な疲労があり、リンパ節の腫大と痛み、喉の腫や渇き、免疫学的な異常がみられるなど、うつ病とは異なる症状があります。
posted by くりこ at 02:14| うつ病を治療する

うつの症状

うつ病の症状は主に、「抑うつ気分」と「興味・喜びの喪失」であるといえます。

「抑うつ気分」とは、気分の落ち込みや、何をしても晴れない嫌な気分や、空虚感・悲しさなどのことです。

「興味・喜びの喪失」とは、以前まで楽しんでいたことも楽しくなく、感情が麻痺(まひ)した状態であることです。

この2つの主要症状のいずれかが、うつ病を診断するために必須の症状であると言われています。

「抑うつ気分」、「興味・喜びの喪失」これら主要症状に加えて、「抑うつ気分」と類似した症状として、「自分には何の価値もないと感じる無価値感」、「自殺念慮・希死念慮」などがあります。これらの症状をまとめると「気分が落ち込んで嫌な毎日であり、自分には存在している価値などなく、死にたいと思う」ということになるでしょう。

「興味・喜びの喪失」と似た症状としては、「気力の低下と易疲労性」、「集中力・思考力・決断力の低下」などがあります。この症状をまとめると「何をしても面白くなく、物事にとりかかる気力がなくなり、何もしていないのに疲れてしまい、考えがまとまらず小さな物事さえも決断できない」という訴えとなるのです。

そしてこれらの精神症状に加えて「身体的症状」として、食欲・体重・睡眠・身体的活動性の4つの領域で、顕著な減少または増加が生じることです。訴えとしては「食欲がなく体重も減り、眠れなくて、イライラしてじっとしていれない」または「変に食欲が出て食べ過ぎになり、いつも眠たく寝てばかりいて、体を動かせない」というものです。
posted by くりこ at 01:36| うつ病とは